23/12/18
jimu

令和5年度12月例会事業創造講座・忘年懇親会のご報告

講演テーマ
1,400社を演出したテレビプロデューサー流
ビジネスを成功させる 『勝手に』マーケティング
 
講師
千葉テレビ放送株式会社 プロデューサー 大林 健太郎 氏
千葉テレビの“売れっ子プロデューサー”として、数多くの番組を作り成功へ導いている大林氏が、マーケティングの重要性について話されました。
 
13年間、1400社以上を取材して作り上げてきた番組作りの経験からいうと、「企業の関心・悩みの8割は「マーケティング」と「採用」です」と大林氏。「採用も実は、いかに学生を集めるかというノウハウなので結局マーケティングなんです」とのこと。
さらに、『「企画力があるね」と褒められることと、「単なる思いつきだね」と言われる違いはどこにあるかというと「マーケティングのフレームワークに基づいた発想かどうか」だと言います。大林氏は「そもそも「ブランディングとマーケティング」をごちゃごちゃにして考えている経営者も多いので、違いをわかってほしい」と話します。
 
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そもそもマーケティングとは何でしょうか。
「日本語訳で調べるとPRは広報、アドバタイジングは広告、セールスプロモーションは販促。でもマーケティングはマーケティングであるのが面白いところ。いわば「売り上げに結び付けるための仕組み作り」が定義と言われるが、これは経営そのものであり、非常に大きいテーマです。人を集め、レスポンスを取り、新規の見込み客の反響を取って、囲っていく。難しいことだがこれをやる作業がマーケティングの一丁目一番地です」と話します。「これはピンポイントでできることではなく、総合力です。結局『何度も繰り返し言うこと』なのではないか」と大林氏は指摘します。テレビの通販番組が良い例で、5分に1回はフリーダイヤルが表示される。また、ロジカルシンキングの見地から人間は3と言う数字が好きで、3つの理由、3つのポイント、お客様3人のリフレイン、など散りばめていくと「帰納法の説得」により説得されやすいとのこと。マーケティングは「連呼」だという有識者もおり、連呼により単純想起へ結びつける手法もあると言います。
 
一方、大林氏が考える「ブランディング」とは「信用力の向上」であり、ブランディングとはマーケティングのフレームワークの上に立つ「着火剤」だとのことです。数多くまめにマーケティングを行い、その上にブランディングをすることで、レスポンスという大きな波を得ることができるのではないか、と話します。その際に力を発揮するのが『テレビ』であり、「テレビで紹介されました」という信用がブランディングにつながるといいます。
 
マーケティングは「ポジショニング」だとも言います。自社の強み、売りを「どこの誰に」売るかによって大きな違いが出ます。事例として千葉・鎌ヶ谷市の動物病院では、東京のベッドタウンであり独身のサラリーマン、OLで犬猫を飼っている人が多い地域柄を考え、病気のペットを朝出勤前に預けられるように朝7時からの開院に変えて来院者数が増えたそうです。
 
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企業の取材の際に聞いていることは一つ。「御社のウリは何ですか?」ということ。ウリ、強み、USP、みな同じ事であり、これを一言で言えること。かつ社会のトレンドに合った言葉で伝えると効果的と話しました。
取材したうちおよそ7割の会社は、自社の強みがわかっているけどうまく答えられない、そもそもわかっていない経営者もいるとのこと。現在、大林氏は千葉テレビ放送開局50周年の特別事業として『中小企業の稼ぐ力養成講座』を主宰しており、全国から参加できるオンラインセミナーや年間48回におよぶ講座も開催しているので活用してほしいと話し、講演は終了しました。
 
第2部の懇親会は、素晴らしい集いの時間となりました。会場の雰囲気は温かく、笑顔と活気に満ちており、会員同士が一緒に美味しい食事を楽しみながら、ビジネスに関する話題で活発な交流を行いました。テーブルには様々な料理が並び、参加者たちはそれぞれの経験や知識を共有しつつ、新しいアイデアや提案について熱心に議論していました。互いの絆を深めるとともに、将来のプロジェクトや協力関係を築く貴重な機会となりました。
 
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